やあ~!
今日も いつものようにリハビリをしている くまままです
首を回す動きをしていて、入院中の事を思い出しました・・・
今日は、入院中の続きのお話です
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前回の振り返りはこちら↓
【脱髄疾患CIS闘病記】第11話 体の痛みの和らげ方 | 楽ちんな珈琲タイム (rakuchinkohii.com)
闘病記のはじまりはこちら↓
【脱髄疾患CIS闘病記】第1話 病気のはじまりの巻 | 楽ちんな珈琲タイム (rakuchinkohii.com)
これはわたしの過去の体験です
ちょっとした物語と思って読んでいただければ幸いです
首が回らない
2020年12月4日
入院14日目
体の痛みの和らげ方を教えてもらい、続ける中・・・
次に出てきたのは
首が痛い!!
首が回らない!!
入院前からあった首の痛みは脊髄の炎症の影響
この痛みは相~~当痛い
正直、今まで体験したことがない痛みだった
首の内側から周期的にやってくる激痛
例えるなら、何かで刺されているような・・・
例えるなら、ナイフとかアイスピックとか・・・
しかも何本もで、何度も何度も・・・そんな感じ・・・
神経の痛みは、わたしの体験上 他とは比べ物にならないものだった
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しかし、ステロイドパルス療法を始めてから、この痛みは徐々に治まってきた
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今の 首の痛み は、筋肉周辺
つまり、寝た姿勢が長いため
同じ姿勢が続いている影響の痛み
入院当初の脊髄の炎症の痛み程ではないにしても、やっぱり苦痛
左腕の対処法が分かったと思ったら、次は首・・・
一つ、和らぐと次の痛みが出る
一つ、見ると次はこっちも見て~と体の細胞たちは訴える
まるで 子供のように・・・笑
ベッドを起こしてもらい、座った姿勢になる
その状態では、まだ耐えられる
しかし、少し横を向こうと首を動かそうものならもう大変
痛みが周囲に広がりしばらくそのまま動けない
例えば、声をかけられたとき
そちらを向こうとすると・・・
うお~~~!!痛い~~!!
そしてしばらく動けない・・・
そんなことの繰り返し
向きたいほうへ向くには、
首を前向きに固定したまま
胴体を回す
しかも、色々痛いので少しだけ・・・
つまり、少ししか後ろが見えないのである
手足が動かないのも不便であるが、
首が回らないことが こんなに不便であるとは知らなかった
しかもこの痛み付き・・・辛い・・・
首を回すには?
今日も朝から 作業療法士さんが部屋に来てくれる
本日のリハビリの開始
早速質問する
くま「首周囲が固まっている感じで少し動かすだけで痛いのです
首周囲のほぐし方を教えてください
首が回るようになるにはどうしたらいいですか?」
作業療法士さんはまず、首周辺の筋肉のリラクゼーションをしてくれる
ほぐしてくれながら こう話してくれた
「痛いからといって、動かさなければさらに動かなくなってしまいます」
リラクゼーションが終わる
「では無理はしなくてもいいので、回るところまで 後ろを向いてみてください」
そう促され、わたしは
後ろを向こうと 首を回す
ほんの少し回しただけで、
痛い~~~!!!
全くと言っていいほど後ろは見えない 笑
回っているのは胴体
首はほとんど回っていなかった
ロボットの動きのようにぎこちなく前へ向き直る わたし
作業療法士さんは、こうアドバイスしてくれた
「後ろを見る という意識で回してみてください」
後ろを見る???
首を回すんじゃなくて???
そんなことだけで変わるかなあ?
そんな半信半疑な気持ちで言われたようにやってみる
「後ろを見る」 そう言いながら
目線を後ろに向けていく
すると、わたしの視界はさっきまで見えなかった真横の景色をとらえ、首の動きが止まっても目線はできるだけ後ろまで目玉を回す
あれ???
さっきは全くと言っていいほど横すらみえなかったのに!!
回った!!!
驚きながら前へ向き直る
「ちょっと回りましたね!!」
やや興奮気味に言う くままま
優しく微笑みながら、作業療法士さんはこう促す
「頭元のネームプレートを見る という意識で回してみてください」
わたしの名前が書かれたプレートは、ベッドに座っているわたしのほぼ真後ろにある
そんな真後ろまで見えるかな???
さすがに、これは難しいのでは???
またもや半信半疑で目線を後ろへ動かしていく
目線の目標は ネームプレート をめがけて
「後ろを見る」
その目線は、自分の名前を捉えた
え???
名前見えたよ???
ってことは、首後ろまで回ってる???
前へ向き直ったわたしは、驚きの表情でこう言った
「今、後ろ見えました」
・・・
「首、回ってましたか???」
作業療法士さんは笑顔でこう言った
「はい 回ってましたよ」
なんと!
数分前まで横すら見えなかった視界は、
真後ろのネームプレートまで広がったのである
つまり、首は
全く回らなかったところから
ほぼ真後ろまで回っているという事実
すごーーーー!!!
つまりこういうことらしい
・・・
「首を回そう」という意識では 限界があること
「後ろを見る」という意識では 意識するのは目線なので、首の動きは勝手についてくる
・・・
意識を変えるだけで、体の動きは変わるということを知った日
フクロウになる
それからというもの、
首を回す動きも定期的に取り入れ、一日の中に何度もやってみる
「後ろをみる」 そう言いながら
目線の目標は真後ろのネームプレート
先生に家族の面会を許可していただき、少しの時間会えるようになった
にこちゃんが、首を回している わたしに合わせて こう声をかける
くま「後ろを見る」
にこ「フクロウになる」
くま「後ろを見る」
にこ「フクロウになる」
フクロウ??
どうしてフクロウになるの? と聞くと
「後ろに首を回しているから」と にこちゃん
なるほど!
確かに!
フクロウみたいだね!
その発想に納得したのと、かわいいのと
思わず笑ってしまった
それからというもの、首を回す運動の掛け声は
「フクロウになる」 笑
そうやって、現在も毎日後ろに首を回しながら
フクロウになっている くまままです 笑
●体からの学び
#首が固まった!回らない時には痛いからと言って動かさないともっと動かなくなる
#「首を回す」のではなく「後ろを見る」
#真後ろの目標物を決めるととてもやりやすい!
#意識を変えると、動きが変わる!
#掛け声は「フクロウになる」 笑
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
追記:わたしが脱髄疾患(clinically isolated syndrome:CIS)と診断がつき、病気のことについてネットで検索しました
脱髄疾患の中でも、難病指定されている 多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMOSD)の情報はあるのですが、第1回目の脱髄であるCISは人数が少ないこともあるのか、その後MSやNMOSDへと移行する可能性があるからなのか、あまり情報がありませんでした
脱髄は脳や神経の発生する場所によって、症状も様々だと思いますので、必ずしも わたしの体験と同じということは少ないかもしれません
それでも、病気と向き合う中、体や心、日常で感じることは似たこともあるのではないかと思います
もし同じような状況下にある方や、周囲で支える立場にある方々、病気の情報が欲しい方に この記事たちが何かのお役に立つことがあるなら こんなに嬉しいことはありません
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◎楽しく野菜をとって健やかにお過ごしください
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