やあ~!
今日は足の訓練のお話
リハビリ記の続きを綴ります
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これは、わたしの過去の体験です
ちょっとした物語と思って読んでいただければ幸いです
足の動きはローラーのイメージで
2020年12月9日
入院19日目
午後、理学療法士さんと足のリハビリ
今日はローラーの付いた板を使って訓練開始
麻痺側の左足をローラーに乗せて、前後へ動かす
イメージは片足だけスケボーに乗せて前後に動かす感じ
誰でもできそうな動き
まあ、これが面白いほど上手く出来ない!笑
斜めに移動してしまうのだ
自分が思っているところには全くいかない
へこたれず、数回繰り返す
理「目線を上げてやってみてください」
その言葉で、自分がずっと足元を見ていることに ここで初めて気付く
そうだよな~
普通歩く時に、ずっと足元だけ見て歩かないよな~
行きたい方向を向いてるだけ、
何なら別のことしながらでも、
足を振り出しているよな~と
歩けていたころの自分の動きを振り返る
しかし、自分のイメージだけではどうにもならない
この感覚のずれを修正していくのだ
目線を上げて、ローラーの上の左足を前後に動かすことを繰り返す
上手くはないが、回数を重ねる度に斜め具合は少しずつ修正されていく
次に、動く右足を乗せて同じように前後の動き
当然ながら、上手くできる
何も考えずとも、前後にスムーズにローラーは動いていく
その後、左足でもう一度
なんと!左足は修正してきた!
右足の動くイメージを、すぐさま左足に反映しようとしているようだ
修正スピードが速い
なかなか学習能力が高い
自分でもびっくりだ
その後、病棟を一周歩く
足の出方が、スムーズに感じる
というのも、歩く時にいつもカタンカタンなる
それが、今日はカタンカタンあまりならない
動く右側と、麻痺側の左
左右の振り出しが均等ではないからだったのだと
初めて気が付く
カタンカタン、パタンパタンと左足がなる時には上手くいっていない
ローラーの動きをイメージして、左足を出す
少しずつ少しずつ
毎日動きの修正をして、
本来の自分の動きに近づけていく
動けなかったことを思うと、
だいぶ以前の歩き方に近づいてきたのでは?
と、心で調子に乗ってみる 笑
正直、カタンカタンなってても
すごい!歩けてる!
と自分で思っていたのだから
そりゃあ、調子に乗ってもいいよね 笑
もっと、自然な動きに近づけていきたい
がんばろう
肩甲骨の位置
途中、椅子に座る
理学療法士さんに
左肩の肩甲骨の位置を調整してもらう
理学療法士さんが言うには、
肩甲骨の高さが左右で違っているとのこと
左右のバランスがとれると
何事もスムーズになる
嬉しいことに、最近の悩みである背中の強張りもなくなる
肩甲骨を、ぎゅーっと背骨に近づける
近づけてはみても、左の肩甲骨の位置感覚はない
どこら辺に、自分の肩甲骨が動いているのか全く見当もつかない
肩甲骨の位置を見てくれている理学療法士さんが教えてくれる
「左はもう少し上げるとそろいます」
自分の中のイメージを、左を上げて動かす
幾度も繰り返して、自分の肩甲骨の位置感覚を入力していく
位置情報を自分にインストールする感じ
その後、再び歩行訓練
すると、肩が振りやすい!
でんでん太鼓のように力が抜けて動く
肩甲骨の位置情報が入った!と思う
こんなに手の力が抜けて肩が振れているのは、この体になっては新しい
肩が手がリラックスして動けたと自覚できたのは初めてだ
この感覚は忘れずにいよう
つづく
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
追記:わたしが脱髄疾患(clinically isolated syndrome:CIS)と診断がつき、病気のことについてネットで検索しました
脱髄疾患の中でも、難病指定されている 多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMOSD)の情報はあるのですが、第1回目の脱髄であるCISは人数が少ないこともあるのか、その後MSやNMOSDへと移行する可能性があるからなのか、あまり情報がありませんでした
脱髄は脳や脊髄の発生する場所によって、症状も様々だと思いますので、必ずしも わたしの体験と同じということは少ないかもしれません
それでも、病気と向き合う中、体や心、日常で感じることは似たこともあるのではないかと思います
もし同じような状況下にある方や、周囲で支える立場にある方々、病気の情報が欲しい方に この記事たちが何かのお役に立つことがあるなら こんなに嬉しいことはありません
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