右手は先生!突っ込みを入れながら進化する左手

からだ
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やあ~!

今日は久々に会う高校時代の友人と一緒にランチに行きました

おしゃべりに花が咲き、食事を摂る手を無意識に動かしていました

が・・・「いや!その角度はおかしいやろ!」 笑

おかしな角度

普段、左手を動かすのに 骨から筋肉まで意識することはほとんどなくなりました

脱髄疾患で入院し リハビリを始めたころは、骨や筋肉を意識したとしても動かすことが難しかったことを思うと本当に進化したと思います

もうほとんど無意識に近い状態で左手を動かすことが出来ているのですから、病気を発症する前の状態に近い感じで動かせていると言っても過言ではないと思います

しかし!

無意識に動かしていると、やはり少々 おかしな動きになっていることも しばしばあります


例えば、歩いている時の手の向き…

足の動きに伴って手も前後に動きます

その時 手のひらは太ももの方を向いているのがきっと普通でしょう

しかし…わたしの左手は手のひらが背中側に向いているのです 笑


他には、お椀を持つ手の角度…

右利きであれば、左の手のひらは 自然な形でお椀を包みます

その時の手首の位置は無理のないリラックスした中間位を保っているはずですよね

しかし…わたしの左手首は えらく外側に折り曲げられた ほぼ直角に不自然に曲がった位置でお椀を固定しているのです 笑


無意識に動かしている時は、そんな異変にも全く気が付きません

むしろ、歩けている、食器を落さず持てている

大丸!よくできている!と感じているくらいです 笑

が、たまに左の 手のひらや 手首に意識を向けた時

・・・・・

「 いやっ! その角度はおかしいやろ!」

と、自分に突っ込みを入れる というのが日課です 笑

突っ込んで「気付く」

というわけで、本日の突っ込みは 友人との食事中でした

サラダの入ったお皿を左手で持って、右手のフォークでシャキシャキのレタスを口へ運んでいた時のことです

口へはレタスが運ばれるため おしゃべりはストップしているこの瞬間

意識は食べるという事に向きました

手に持つフォークとお皿にも意識が向いた時です

自分で自分に「おかしいやろ!」の突っ込みが聞こえました

お皿を持つ左手首の角度は どう見てもおかしいのです

そんな急な角度でお皿を持つ意味が分からない

客観的にみるとそんな感想 笑

それに気付けば、あとは冷静に角度を意識して自然な向きに直します

「そうそう!そのくらいの角度だよ!もう少し力を抜いてリラックスした自然な動きで食べてみようか~」

そうやって注意を促すのも自分の役目

お手本は向かい合った友人の手の角度です 笑

あの自然な角度で維持して食べてみよう

そうやって一口食べ進める

・・・・・

また おしゃべりが再開されました

意識は おしゃべりの内容へと向いていきます

今となっては、どの手首の角度で食べていたのかは全く記憶がありません

という事は…90度に折れ曲がった角度に きっとまた無意識に戻っていたことでしょうね 笑


でも良いのです

一日の中に一瞬でも「気付く」瞬間があれば

その少しの意識の積み重ねが後々大きな変化につながることは もう分かっているのです…

そうやって、今まで少しずつ進化してきました

だから、おかしな角度であることを 特別残念に思うこともなく、出来ていないと責めることもなく、とっても冷静に「おかしいやろ!」と突っ込んでいるのです 笑

そうやって 今日も自分に突っ込みを入れ、おかしな角度に「気付き」、進化の一路をたどっている くまままなのです

右手は先生

入院中、リハビリを始めて しばらく経った頃のこと

少し左手が動いてきたかなあという時期に

作業療法士さんが言いました


「右手をお手本にする 右手は先生」


まだまだヒトらしい動きが出来ない左手の お手本になったのは 自分の右手でした

何をするにも、まずは右手でやってみる

それをよーく見て、次は左手でやってみる

もちろん、すぐに右手のように動くわけではありません

少しずつ少しづつ改善していく

この角度…

この位置…

このひねり…


初めから思うようにはいきません

動かすのが痛くて何度も泣きました

思うように動かなくて何度も泣きました

これ以上動くようになるのか?と時に信用できなくて何度も泣きました

でも、やっぱり 動けるようになりたくて 毎日毎日リハビリを続けました


やらなかったら そこで止まってしまうけれど

やってみたら 何かは掴める

やめてしまったら そこで止まってしまうけれど

続けていたら その先の自分につながる


先が見えないというのは 時に辛いものですが、やっぱりわたしは その先の 自分の中の かすかな光みたいなものを信じていたのだと思います

動かない左手は、そうやって右手のお手本を真似ながら ゆっくりゆっくり動くようになっていったのです

お陰様で、今は無意識でも それなりに動かせています

多少おかしな動きだったとしても 笑

そして、自分の動きに冷静に突っ込みを入れられる程になりました 笑


でも、本当に大変だったことは 忘れないでおきたいと思うのです

こうやって動けることへの感謝を忘れないためにも…


これだけ動けるようになった現状に満足はしています

今の動きを維持出来たら それでいい

でも欲を言えば、もう少しヒトらしい動きをできるようになれたらもっと嬉しい 笑

これからも くまままは自分に突っ込みを入れながら、右手やヒトの動きをお手本にしてリハビリを続けていく次第です

続けた先に 見える景色を楽しみにしながら…


最後まで読んでくれてありがとう

今日も素敵な一日を


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