やあ~!
くままま 今日はジャスミンティーを飲んでいます
昨日 母が持ってきてくれました
有り難いなあ~
わたしの現在 見渡せば「有り難い」ことだらけです…
新しい問い
入院中の事です
リハビリが始まって間もないころのこと
作業療法士さんと共に まだ若い女の子が わたしの部屋を訪れました
彼女はまだ学生さんで、只今病院実習中なのだとか
実習中わたしのところへ来てくれると言います
リハビリのサポートを一緒にしてくれました
当初は痛みで体のやり場が無く、動かない体と病状を受け入れている最中で精神的にも安定せず 泣くことが多かった毎日…
そんな中 若い彼女が熱心に学んでいるのが伝わり わたしも頑張ろうと思ったものです
ある日 彼女は こう わたしに問いました
「動けるようになったら 何がしたいですか?」
その時のわたしは、自分が動けるようになることなんて想像できなかったので 初めはぽかんとしていました
また動けるようになったら・・・
そんなことは、入院してから考えたことがありません
しばらく置いて出てきた言葉はこうでした
「子供たちや家族と過ごしたい
買い物に行きたい
旅行に行きたい
踊りもいいなあ
あとは…絵を描きたい」
動けていた時には いつでも出来るようなことばかり…
ですが、この時のわたしには 途方もなく果てしない先にある 夢物語のようなことばかり…
そして思ったのです
いつでも出来ると思っている 日常のありふれたこと
それを出来るということは とっても有り難く幸せである と
もし、また動けるようになったら…
若い彼女からの問いで、わたしに新しい視点が生まれた瞬間でした
笑顔の別れ
若いセラピストの卵ちゃんが実習を終える日がやってきました
わたしの部屋移動などもあり、最後の方はあまり会うことがなかった彼女
その日は病室から出て大きな窓のあるホールで外を見ながら理学療法士さんと「立つ」リハビリをしていたわたし
その時偶然通りかかった彼女と会いました
彼女は 装具を付けて立っているわたしを見て 最上級の驚きと喜びの表情でこう言いました
「くまままさん!! すごい!!」
その後、病室に挨拶に来てくれました
「さっきは本当にびっくりしました 頑張っていますね」と卵ちゃん
そうなのです わたしは当初歩ける見込みはないという状態だったのですから、驚くのも当然です
「くまままさんとお会いできて本当に有難かったです 沢山勉強させていただきました」と丁寧に伝えてくれました
それからしばらく、これからの事をお互いに話しました
彼女はこれから リハビリの本場アメリカに渡って勉強を重ね、国際的なセラピストを目指すのだそう
「あなたなら沢山のリハビリを必要とする方々の力になれると思う わたしも力をもらったよ ありがとう」と伝えました
聡明で明るい彼女は きっと良いセラピストになることでしょう
「くまままさんの事をレポートにしたいのですが、かまいませんか?」と言います
ここで出会ったのも何かのご縁
彼女の力になれるならと快諾しました
お互い頑張りましょう! お元気で! と笑顔で別れたのでした
今頃彼女はアメリカで夢に向かって頑張っていることでしょう
またいつか出会えたらいいなあ…
夢は叶っていた
そんな入院中の出会いを思い出しながらの 現在の縁側…
ジャスミンティーの入ったカップを持つ手を見て思いました
あの時思った 「もしまた動けるようになったら したいこと…」
あれっ⁉ 夢叶ってる‼
子供たちや家族と過ごす毎日
行きたい時に買い物に行くこと
最近できるようになった遠出は当時のわたしからすると もう旅行と言っても過言ではない 笑
踊りは ちょっとずつ練習して退院する日 ぎこちない動きで無理やり踊って リハビリでお世話になったスタッフにプレゼントしました 笑
今はあの時よりもう少し滑らかな動きで踊れる! 笑
そして絵も、描きたい時に描いている
・・・・・
はあ~あんなに夢物語のように思っていた事が…全て叶っているのです!
これといって派手なことは何一つない くまままの日常
でもこのいたって普通の日常が 本当に夢のように有り難く 幸せなのです
そして、願いや夢が叶っていることは と~~~っても地味にやってくるので 気付きにくいのかもしれません 笑
平凡な日々 万歳!!
動けることに 喜びと感謝を込めて 今日は終わります
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
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