やあ~!
梅雨ですね
「梅」の字が入っているこの時期
朝のことです・・・
サクラじゃなかった
ニコちゃんを送って駅に着く
雨が降っているので、送迎の車が多い
そんなに広くはない駅の構内に車がせめぎ合っている
いつもとは違う場所に駐車する
駅舎の裏の大きな木の下
地面に完熟の実が沢山落ちている
木を見上げると オレンジ色の実 が沢山なっているのに気付く
ビワ?
初めはそう思ったのだけれど、葉っぱが全然違う
あれはなんだろう・・・
見に行ってみる
そこにあったのは・・・
梅の実!!
え?!この木って・・・
梅だったの???
思い返すのは春先・・・
綺麗に咲くピンクの花たち
ああ~
今年もきれいに咲いたな~
サクラが~
と思ったことを思い出す
そして同時に感じていた
ちょっと咲くの早いね~
という気持ち
そうか~
梅の花だったのか~
ということに、今更ながら気付いた朝
とはいえ、イチゴちゃんの頃から数えると
10年近く通い続けている駅
毎年きれいに咲いている花は知っていたけれど
あんなに実がなっていることを認識したことは今までなかった
昨日の朝、駅員さんが
「今年は生り年やね~
ビワもいっぱい生っているし、今年はどの木も実がいっぱい」
と言っていた
生り年だから気付いたのかなあ・・・
何年も通う間に生り年も幾度か訪れていたはずである
大きな木だから、今年初めて実がなったとも考えにくい
花の時期以外に、梅の木に意識を向けたことがなかったのは確か
この木には以前から梅が生っていたのかもしれない
関心がないというのは、同じ風景でも違って見えているということで・・・
なんてもったいないんだろう・・・
ニコちゃんは最終学年
駅に通うのは今年度が最後になる
そんな最後の一年のこの時期に
実が沢山生っている梅の木に出会えたことが嬉しくて喜びがあふれた
つい同じことの繰り返しと思ってしまいがちな日常
周りの風景は見ているようで、見えていない
いつもの風景の中に、実は気付いていないことが きっとまだまだ沢山ある
ならば、いつもの風景は実は同じではないということ
同じような日常の中に、
新たな変化を一つでも感じ取れたら
そのシーンはきっと新鮮であるに違いない
日々の中にそっとある小さな変化をじっくり楽しめたなら、もっと世界を鮮明に感じ取れるだろうか・・・
できるなら、両の手で真綿を包むように
この目に映る景色を
丁寧に感じて大事にしたい・・・
そんなことを思いながら家路に着いたのだった
梅しごとの季節
先日、梅が届く
家に梅の木がある親戚の方が、毎年沢山送ってくださるのだ
季節のものをいただけるのは本当に嬉しい
この梅は、梅干にする
毎年梅干を漬けている
我が家のお弁当には欠かせない一品
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まだ青いので、もう少し黄色くなるまで数日置いておこうとザルに広げているのだ
駅の梅の実に意識が向いたのは、この梅の実を見ていたからかもしれないな・・・
駅から帰った後、ザルの梅の実を見てみる
だいぶ黄色くなってきた
甘い美味しそうな香りも部屋に漂っている
明日くらい漬けてみようかな・・・
思えば、手足が動かなくなった後、また梅しごとが出来るなんて思いもしなかった
ヘタをとるのも、いや、むしろ小さな丸い梅を持つのですら難しかっただろう
繊細な手の動きは不可能だったのだから
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去年、病気後初めて梅を漬けた
今よりも疲れやすく、体力もなかった
当時は手の繊細な動きはだいぶ出来るようになった!と思っていた
が、今と比べるとまだまだだった
それでも、ゆっくり梅のヘタをとったり、洗ったり、塩をしたり、干したり・・・
梅しごとが出来たことに大きな喜びがあった
今年も手は動く
なんなら、去年よりも繊細な動きは上手になっている
このパソコンリハビリのおかげでもある
手の動きに関する不安はなく今年も梅しごとをさせてもらえる
ありがたい
毎年繰り返される日常
だけれど、気持ちも体の状態もやっぱり違う
少しの変化を
丁寧に楽しもう
そう思った梅雨の朝
去年の梅干は塩がなれて 丸くなった
今が食べごろだ
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
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