やあ～！
主治医から退院の方向性を示されたくままま
闘病記の続きをどうぞ！
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これは、わたしの過去の体験です
ちょっとした物語と思って読んでいただければ幸いです
自主的な感覚入力
2020年12月11日
入院21日目
午後2時
トイレへ 排便あり
わりかし良いのが出る
だが、まだお腹が張っている
膀胱直腸障害になってから、
浣腸や摘便が必要だった
尿道カテーテルが外れてから、排尿は復活したが、便はなかなか定期的には出なかった
でも最近、座位、立位が長くなってきたことも関係があるのか、比較的順調に便意があるのが嬉しい
快便のイメージを持って過ごそうと思う
いいのがすーっと出ますように ww
午後4時
背中側、胃の後ろ周辺(お腹の後ろ)の認識が無いことに意識が向く
ぼやーっとモヤがかかっている状態
自分なりに感覚を入れてみようと思い、イモコに手を当ててもらう
少し入る
次に、小さなスポンジを背骨の左右へ距離を変えて置いてもらう
良い感じする
肩甲骨の位置を認識した時みたいに
背中の位置を認識しているのわかる
自主的に、やれることを考えやすくなっている
今までリハビリで教えてもらった、動きに関する知識の蓄積のおかげだと思う
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答え合わせ
午後5時
午後のリハビリの時間
理学療法士さん来てくれる
早速、質問！
朝のリハビリの時間に行った棒を使っての運動を振り返り
棒を両手で持って上へ上げる
↓
頭を通って首の後ろへ
まず左手
上へ上げて下す時、カクンとなる事 なぜ？
自分なりの見解
昨日の四つ這い姿勢の手の動きを考えると、親指付け根を意識するとやや安定する と思う
→それでOKと
親指付け根を意識してこれからもやっていく
後ろへきたとき、肩甲骨が自分で寄せるよりも可動し胸が開く感覚があること
続けてよいか？
→この運動を続けてOKと
３次元の動き
肩甲骨部分の運動を教えてもらう
壁に手をつき、足は肩幅に
↓
肩甲骨で挟むように棒を背骨から腰椎までの位置で持ってもらう
自分では肩甲骨を意識しているのに、実際は骨盤を前後して動かしているだけ
びっくり
棒のお尻に当たる感覚感じて、肩甲骨で棒を挟むイメージ
すると肩甲骨が動く
その動作中も、左手の要らない力、色々な部位で感じる
必死感
まず、手のひらに力入りすぎ
指先まっすぐで維持出来ない
肘の位置、高さ維持出来ない
下がってくる
肩力入り上がり気味
バッキバキ お手上げ
理学療法士さんの提案で、ホールの硬い椅子へ移動
安定して座った状態で背中を見てくれる
左肩甲骨だいぶ浮いていると
動かし辛さ、可動性など調整してもらう
左手動きについて
理学療法士さんが教えてくれたのはこれ↓
現在わたしの左手は、上下の動きと横の動きの2次元の動きをしている
本来、肩は3次元の動きをする
もう一つは捻る動き
通常ヒトはいつも2次元に捻る動きを加えて3次元で二つの動きを同時にしている
これが深部神経
わたしは今、1種類の動きしかできない
リハビリの主体性
●分かったこと
今まで左の感覚が無いので、左重心にばかりフォーカスしていた
右側には全く意識が向いていない
重心が左に偏っている状態になってバランスが取れていないということが分かる
これは、質問したから分かったこと
リハビリスタッフ側は分からない と教えてくれる
「今日くまままさんが言ってくれなかったら、そのままの状態で違う事をして、また修正に時間がかかるところでした」
と、理学療法士さん
言ってよかった～
リハビリの主体性を痛感する一日
意識を自分軸に戻せてよかった
朝のリハビリの経験があったから、今こう思えた
全て今の自分に必要なことが起こっているのだ
主体性、自分軸、今、ここに伸び伸びと自分でいること
心を感じる作業と、体を感じる作業はとってもよく似ている
どこまでいっても、「感じること」に尽きるのだと改めて思う
そして、感じたことをシェアすること
正直に言葉にすること
与えられた場で、ありのままで居続ける事で周りにも良い風が吹くのだということ
そうすることで、この場を自分として体感出来るのだと実感する
ありのままの自分が場を創るという神秘さ
自分自身でいるという、シンプルさ
そして、それを「感じる」というヒトの持つ神聖さのようなものに、しみじみと素晴らしいと思う
わたしがしているのはリハビリ
体を感じていくことで、対峙する自分
例え、取り組む目の前のことが何であろうと
正直に自分を、心を、体を「感じて」いたいと思う
無意識の意識化
次は階段で足の運動
●右側手摺りを持って立つ
↓
一段上へ
●右足を出す
↓
（音）ト
↓
戻す
●左足を出す
↓
（音）ドン
↓
戻す
左右に音の違いが！
右はふわっと静かに着地する
左は音が大きい
床につく時、雑な感じ
繊細さは無い
次に、
右足を2段目(一段とばし)に出す
↓
踏み込む
↓
感じる
左足 アキレス腱伸びている
気持ちいい
気持ちいいということは、この筋肉が使われてなかった証拠
意識化していく
そこで、理学療法士さんはこう言いました
「リハビリは本来こういうこと
わたしたちは、無意識の動きの意識化をお手伝いしているだけ
くまままさんのおかげで良いリハビリさせてもらっています
ありがとうございます」
それはこちらのセリフだと心底思う
もったいないお言葉だ
同時に、素直に嬉しくも思う
わたしも、朝のリハビリの後で感じた
甘えていたという自覚の話を聞いてもらう
同時に、今まで温かく支えていただいたことに心からのお礼を伝える
そして、自分に正直に、今感じていることを伝えていこうと思うこと、
これからの病院の外での生活の心構え、覚悟を改めて聞いてもらった
今までの感謝と、自分の甘えと、これからの覚悟と、色々な感情が混じった なんだかよく分からない涙と共に・・・
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【脱髄疾患CIS闘病記】第35話 この身体で生きる覚悟 | 楽ちんな珈琲タイム
こちらこそ、入院してからいままで良いリハビリをさせていただきました
本当に、ありがとうございます
そして、もう少し よろしくお願いします
ますます、努力します
今日は手の疲労が強い
昨日からメニューに四つ這いが増え、
今日の作業でまた負荷があり、
シャワーなど日常の動きでも使っている
「手の運動は、今日はお休みしてください」
数字盤の深部感覚訓練はOKと
「明日から、手のレベルを下げてゆっくり確実にいきます
足は使っていいです
明日から、気持ちを新たにいきましょう」
リハビリの最後に理学療法士さんはそう伝えてくれた
自分軸でゆっくり、ぼちぼちといこう
わたし、今日もおつかれさま
手さん、ゆっくり休んでください
ありがとうございます
つづく
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
追記：わたしが脱髄疾患（clinically isolated syndrome:CIS）と診断がつき、病気のことについてネットで検索しました
脱髄疾患の中でも、難病指定されている 多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMOSD)の情報はあるのですが、第1回目の脱髄であるCISは人数が少ないこともあるのか、その後MSやNMOSDへと移行する可能性があるからなのか、あまり情報がありませんでした
脱髄は脳や神経の発生する場所によって、症状も様々だと思いますので、必ずしも わたしの体験と同じということは少ないかもしれません
それでも、病気と向き合う中、体や心、日常で感じることは似たこともあるのではないかと思います
もし同じような状況下にある方や、周囲で支える立場にある方々、病気の情報が欲しい方に この記事たちが何かのお役に立つことがあるなら こんなに嬉しいことはありません
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