階段で・・・

からだ
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やあ~!

朝、階段を下りながらふと思ったのです

スムーズに下りられているね~~

わたし!


階段リハビリ


脱髄疾患で左手足が麻痺してから

リハビリを始め「歩く」が

出来るようになったころ

歩くのは もちろん何の障害物もない

平坦な場所のみ


段差、階段の上り下り

斜めの場所、でこぼこ道・・・

日常生活をする上では

沢山の困難が待ち受けています


退院して、自宅生活になってからは

家、横断歩道、病院、神社、お店・・・

同じ階段といえど、

この体になった わたしにとっては

すべてが初めて出会う階段


場所により

足を上げる高さは様々・・・

その都度、

足を上げる感覚をつかみなおして

慎重に階段を使います


階段だけではありません

アスファルト、坂道、土手、砂利道、川辺、砂地、板の間、絨毯・・・

足を踏む すべてが新しい感覚

筋緊張が急にきたりすることもあり

力が入ってしまうとうまくいかないこともある・・・


出来るだけ 脱力 を意識して

呼吸を深く

感覚入力を意識的に行い

「感じる」


毎日、そんなことの繰り返し

日常生活はすべてがリハビリ

退院後から、

そんな生活がわたしの日常です


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無意識


そんな日々の繰り返しの中

今日は家の階段を何も考えずに

つまり、ほぼ 無意識

下りている自分に気付いたのです


このことのすごさは、

考えなければ動かせなかった自分にとっては本当に奇跡的なのです!

そして、これが伝わりにくいことだろうな~

というのもよく理解できています

だって、病気になる前の動けていたときの自分にとっては、そんなの意識なんてするものじゃなかったから

階段の上り下りをすることに

考える必要なんて一切ない

大げさに言えば、目を閉じていても出来ることだったのだから・・・


でも、今

その以前の 無意識の感覚に近い

ところまできているのではないか・・・

そう思ったのです


家の段差や階段は毎日毎日よく使うので

感覚入力は必然的に多くなります

小さなことだけれど

繰り返し入力されることで

無意識レベルに近いところまできたということです


考えなくても

「下りよう」と思う気持ちが発動するだけで

体が連動して

動いてくれる・・・

ああ・・・

なんて素晴らしい・・・


体が動ってすごいね


と、「動けない」を体験したわたしは

また心底実感した朝でした


リハビリを始めたころは

反対に、無意識の意識化 をしていたのです

動けたころの無意識の感覚を

意識して動かす・・・

そして、その意識していたことを

無意識に戻すためのリハビリの日々


動けなくなって、

リハビリを通して

ヒトの動きを細分化して

意識できたことは

結果、

わたしにとってはとても勉強になり

体の機能の奥深さを知る良いきっかけになったことは間違いありません


動けることに感謝して

今日も一日過ごそう


そう階段を軽やかに下りながら思った朝でした


最後まで読んでくれてありがとう

今日も素敵な一日を



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