やあ~!
散歩に出かけたら、かわいい子に会いました
かわいいイタチ
良い天気の中 てくてく…と歩きます
今日は少し足の上りが鈍いな…
骨や筋肉をいつもより意識しながら足を運びます
ああ~ 良い景色~
わたしのお気に入りの風の通る場所で、少し休憩しながら深呼吸していた時です
草むらの中から ガサゴソと音がする
草むらから ゆっくり出てきたのは・・・
イタチちゃん
山吹色の つやつやした健康そうな毛並みが太陽に輝いている
わたしに気付いて動きを止めるイタチちゃん
しばし見つめ合う わたしたち・・・
か、かわいい~~
はっ! 写真撮りたい! とスマホに目を落した一瞬の隙
その場に かわいい子の姿はもうありませんでした
残念! 動きが素早い!
夜 道路を素早く横切る姿を見かけることは時々ありますが、昼間あんなに のんびりと歩いている姿を見たのは実は初めてだったのです
真正面から見る顔はとっても かわいい
まるで ぬいぐるみのよう
いつか あのかわいい姿を写真に収めたいものです
ミニライオンの正体
その場所で思い出した出来事があります・・・
数年前、この場所の近くで 幼いにこちゃんと一緒にミニライオンみたいな謎の生物に出会いました
大きさは 猫くらい
体の毛は全く無くて皮膚は丸出し
皮膚のシワが目立つ華奢な胴体
細い手足が ちょんとついている
顔の周りだけ 毛で覆われ ふさふさ
それはまるで 裸ミニライオン
わたしたちは その裸ミニライオンに釘付けに…
裸ミニライオンも わたしたちに釘付けに…
これまた しばらく見つめ合っていたら、すぐさま裸ミニライオンは草むらにいなくなってしまいました
あれは何だったのだろう・・・
家に帰ってから、にこちゃんと色々調べたのは言うまでもありません 笑
まずは図鑑を引っ張り出しますが、まあ、載っているわけないよね
何といっても、今まで出会ったことがない動物です
ま、まさか… 新種の動物… 発見しちゃった???
そんな期待もありつつ、ネット検索
すると、出てきました!
それはなんと・・・
タヌキ!
え? タヌキ?
いやいやいや…
タヌキはさあ、ほらもっと毛が全体的にあってね、あんな裸じゃないのよ
と 思いながら読み進めると、どうやら疥癬症という皮膚の病気でそうなっているのだそう
ヒゼンダニというダニが寄生し、脱毛して顔周りだけ毛が残った結果、裸ミニライオンのようになってしまったということらしい
ということは、あのタヌキは だいぶ毛が抜け落ちていたので重症さんだったのか…
新種か?とワクワクしていた気持ちは、病気か!という何とも言えない気持ちに…
毛が抜け落ちたら体温調節が上手く出来ないので長生きは出来ないことが多いのだとか
そりゃ動物にも病気はあるよね…
生きていたら 人だって動物だって色々あるよね…
みんな精一杯生きているんだな…
今日元気なイタチを見た場所で出会った 過去の病気のタヌキに思いを馳せた瞬間でした
ちなみに、疥癬症のヒゼンダニは人にも感染することがあります
痒みや湿疹など皮膚症状が出るので 毛のないタヌキを見かけても触らないようにした方がよさそうです
保護は自治体によって色々対応は異なるようです
リハビリのその先へ
その後、いつもの散歩コースを回り さっきかわいい子を見かけた場所近くまで戻ってきた時、歩行器を押しながら歩く お婆さんと出会いました
「おはようございます」から始まる会話
「へえ~ きれいにしてる」
お婆さんは、田んぼ横の景色に釘付けになっていました
そこは畑になっていて、その横は先ほどの草むらです
畑には色々な野菜が綺麗に手入れされていて いつも活き活きと植物が育っているのです
その畑は10年ほど前に そのお婆さんも借りていたのだとか
「懐かしい ここまで来たのは久しぶり」と言いながら、懐かしそうにしています
「来月 温泉に連れて行ってもらうから、そのために朝夕散歩して練習しているの」と教えてくれました
その温泉は ここから車で小一時間ほどの 川の景色が綺麗な温泉です
わたしも病気になる前は 夏になると その川に泳ぎに出かけていました
この2年は行っていません
来年はわたしも また川に行きたいなあ・・・
前向きなお婆さんとの会話で、わたしも また一つやりたいことを 思い出させてもらいました
温泉に行くために リハビリを頑張る
小一時間の車移動 プラス 何か
それが、今の体にとって どれだけ負担か分かっている
その負担を少しでも負担でなくすために、毎日コツコツとリハビリを積み重ねる
少しでも楽しむ時間を増やすために…
少しでも元気に動ける時間を増やすために…
少しでも一緒に行く人との楽しい時間を増やすために…
わたしも 今、全く同じ気持ちで毎日歩いているので お婆さんの姿勢に意気投合
歳はうんと違うけれど、同じ目的を持って日々に取り組んでいるというのは何だか近く感じるものですね
最後に わたしのお気に入りの風の通る深呼吸スポットを お婆さんに教えて 別れました
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振り返ると、お婆さんは ゆっくりゆっくりと歩行器を押しながら 風の通る場所へと向かっています
お婆さんの前にも あのかわいい子が 一目現れたらいいなあ…
そんなことを思いながら 家路に着いた朝です
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
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