やあ~!
くままま 2年前の今頃は まだ病院に入院中でした
「年末は家で過ごしたい!」そんな一心でリハビリを頑張っていました
寒い時期になると、入院中のことをよく思い出します…
入院生活をしていると、「あ~これがほしいな~」と思うことがあります
自分で売店へ買いに行けるのなら良いのですが、自力で動けない状態では、そのほしい物を調達するのは難しい…
家族や頼める人に お願いして持ってきてもらうしかありません
脱髄で入院するまでは、ずっと健康だったので 入院経験といえば2人の子供のお産の時だけ
その時は、お腹は大きくても自分で動けるので 必要なものも事前に準備ができ困ることはありませんでした
しかし、救急車で運ばれるような急な入院になると 自分で何も準備が出来ない…
家族が用意してくれた着替えなど最低限度のものは ありますが、入院生活が長くなり だんだん起き上がったりできるようになると必要なものが増えてくる…
ヒトは動くと物が必要になるのです 笑
家族に何度も「これを持ってきてほしい…」とお願いしました
それ以外にも、付き添いをしてくれたイモコが持ってきてくれたお陰で入院生活が快適になったものもあります
今後、もし脱髄の再発があれば また入院が必要です
忘れんぼのわたしの為に 入院中これがあってよかったよ!というものをここに書いておこうと思います
入院中あってよかったものBEST10
10位 保温保冷水筒・珈琲・お茶
これは、イモコが家から持ってきてくれたものです
給湯室でお湯を水筒に入れ、病室に置いておいてくれました
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正直、入院当初の痛みに耐えている時には「珈琲が飲みたい」なんて思ったことがありませんでした
体はそれどころではありません 笑
薬も大量に投与しているせいもあるのか、むしろ「要らない」「飲みたくない」という気持ちでした
しかし、症状が落ち着いてきて 自力で起き上がれるようになると、ほっとする物が欲しくなります
わたしの場合は、日常であった珈琲タイムがしたくなる
まだ自力で歩けない時には、イモコが温かい飲み物を淹れてくれました
入院中でも、日常でしていた事を体が動くにしたがって取り入れていくことは大事だと感じます
看護師さんは「出来るだけ家で過ごしているような感覚に近づけていくのは良い事ですよ」と言ってくれたのを覚えています
ベッドサイドに座れるようになると、イモコと一緒に珈琲タイムを楽しむ余裕も出てきました
幸いわたしの場合、食事に制限は必要なかったので お茶をするのは、大変な入院生活の中の楽しい時間でした
自分で立ち上がり、手が少し使えるようになると、水筒からコップへお湯を入れるという日常の動きのリハビリにもなりました
温かい飲み物で気持ちも落ち着き、日常生活に戻るためのシュミレーションにもなっていたと思います
退院直前には、自分一人で給湯室へ行き なんとか自力で水筒にお湯を入れられるようになっていました
すべての動きがリハビリです 笑
イモコが持ってきてくれた、お湯を入れるだけで好きな飲み物が出来上がる、スティック型のインスタントコーヒーや紅茶、緑茶などが重宝しました
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もしも、入院が夏なら…冷たい珈琲が飲みたくなるかもしれない…
きっとわたしは、水にもさっと溶けてくれるブレンディを持っていくことでしょう 笑
9位 CDプレイヤー(音楽を聴くもの)
これまた、イモコが持ってきてくれたもので とっても癒されたものです
入院中は部屋にBGMはありません
日常的に音楽を聴く習慣のある くままま
イモコが付き添いに来てくれてから部屋は個室だったので、ポータブルCDプレイヤーで持ってきてくれたCDをBGMにかけてくれていました
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一番よく聴いたのはイモコおすすめの一枚
「鳥のさえずり」 笑
川のせせらぎや野鳥の鳴き声など自然の中の音を収録したものに とても癒されました
ずっと流れていても飽きず、むしろ無機質な病室の中に自然の音があることで中和されている感覚
目を閉じていると、外へ出ているような気分になってくる 笑
ヒトはやはり自然の一部なんだなあなんて思いながら聴いていました
余談ですが…脱髄により排尿機能が止まっていたので持続導尿をしていました
その管が取れて 初めてポータブルトイレで用を足すときに、流れていた川のせせらぎは「音姫」の役割も果たしていました 笑
そして、自力で排尿が出来た時は 本当に嬉しくて泣きました
普段当たり前に出来ることは、本当に「有難い」ことだと実感しています
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イモコとの珈琲タイムにはジャズをかけてくれたり、本当に良い気分転換になりました
初めは救命救急センターにいた わたし
そこではスマホは持ち込めませんでした
ですのでポータブルCDプレイヤーはとても役立ちました
一般病棟に移ってからはスマホを病室に持ち込んでもOKだったので、スマホで音楽を聴いたりもできます
一時期2人部屋だったので、その時にはイヤホンをして聴いていました
個室でない場合は、イヤホンの用意があると気兼ねなく楽しめます
とにかく、癒される音や音楽には心が救われた くまままです
8位 小ぶりなゴミ袋・ゴミ箱
一般病棟に移ってからは、毎日決まった時間にゴミを部屋の外に出します
イモコが付き添ってくれていたので、自分で出来ないことは代わりにやってくれていました
イモコが準備してくれていたのですが、後に歩けるようになり自分でゴミを出すときに「あってよかったなあ~買っておいてくれてありがとう」と思ったものです
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初めは寝たきりだったので、ベッドの隅に紙を折ったゴミ箱を置いてもらっていました
その頃 出るゴミは少しのティッシュくらい…
動けるようになると、必然的にゴミが増えます 笑
病室で出る1日分のゴミ出しにちょうど良いサイズの小ぶりのゴミ箱は、病室で過ごすのを快適なものにしてくれました
ゴミ箱にフィットしたサイズのビニール袋があることで ゴミ出しがスムーズです
7位 カップ付きインナー(シャツ)
女性しか必要ないとは思うのですが…
あった方が絶対良い!と思ったものです
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寝たきりの頃は毎日看護師さんが清拭にきてくれます
自分では何も出来ないので、着替えさせてもらいます
下着は付けずにそのままパジャマを着ていました
24時間、モニター心電図や酸素濃度の測定、点滴など体は管と線だらけ
インナーを着ることは難しいのです
基本的にベッド上でしかいないので、病室から出ることも検査以外はありません
しかし、リハビリをするようになると 病室から出る機会が増えてきます
看護師さん以外に、リハビリの方々や他の入院患者さんと沢山会うようになるのです
そうすると、気になりだす胸元
きっと気にしているのは本人だけで、病院関係の方々は気にも留めていないことでしょう
イモコと母が、カップ付きインナーを買ってきてくれました
清拭に来てくれる看護師さんにも事情を説明し、シャツも着せてもらいます
1枚あるだけで、安心してリハビリに専念できるようになりました
付き添ってくれているイモコから見ても「安心した」と言ってくれました
入院生活は とにかく楽ちんなものが良いです
ちょっとしたことですが、アンダーにゴムがないもの がとても楽ちんでおすすめです
脱髄のため、感覚異常で胸周りの締め付け感がずっとあり これ以上の締め付け感は要らない 笑
小さなストレスは取り除いた方が心も安定します
洗い替えとして2~3枚持っておくと安心で快適でした
6位 帽子
冬だったのこともあり、ニット帽を持ってきてもらいました
寒さ対策というよりも、頭隠しの効果を狙っています 笑
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なぜ隠したいのか…それはお風呂に入れないから!
自力で入浴が出来なかったので、清拭は毎日行ってくれます
が!洗髪は数日に1回ほど
だんだんと頭が油っぽくなってきます
なんだか臭うような気もする…
そんな中でも、リハビリの時間はやってきます
装具を付けて立ちったり、歩いたりするときには必ず支えてもらわなければなりません
そんな時に、頭がすごく気になる…
不快だったら悪いな~という思い
これもきっと病院スタッフの方々は気にもならないことなのでしょうが…
帽子が一つあるだけで、リハビリにも専念できます
これまたストレスが減り快適に病室の外へ出られるようになりました
わたしの場合、長期の入院には必須アイテム! 笑
5位 スキンケア用品
くままま、冬は肌が乾燥気味
清拭してもらうときに、顔も温かいタオルで拭きます
その後、クリームが塗りたい…
という事で、オットさんに持ってきてもらったのは愛用のニベアクリーム
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顔にも、手にも、全身に使える優れもの
しかも保湿は抜群
入院中ほど、このクリームに感謝したことはありません
手が上手く使えないので、化粧水やら乳液やら色々使うのも煩わしい
なにせこれ一つで全てが賄える素晴らしさ…
缶の蓋はシンプルに乗せてはめるだけ
回す必要もなければ、指先を過度に使う必要もない
つまり動かない手の負担が少なくて済む
手にクリームを塗る時には、動かしにくい手を使いリハビリの一環としての時間にもなっていました
そして、もうひとつ
わたしの強い味方 ワセリン
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目の周り、唇に使用します
以前、皮膚科で目の周りに塗るための軟膏を処方してもらったことがあります
ワセリンによく似た成分のプロペトという軟膏でした
それを塗り始めてから肌の調子が良くなりました
それ以来お風呂上りにクリームを塗って、その上からワセリンで蓋をする
唇へぬればリップクリームになる
これで保湿はバッチリなのです
シンプルなものは体がしんどいときには本当にベスト!
そして、小さな蓋を掴んだり、捻ったりしなくていいところが、手が不自由な自分には優しい
4位 手鏡・櫛
ある日のことです
ベッドの頭を上げてもらい、座る姿勢でいた時の事
目が気になる…
何か入っているのか…
と思っても、歩けないので自分で鏡を見に行くことができない…
「あ~~手元に鏡があったらな~」と思ったものです
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丁度着替えを持ってきてくれた母の鞄に入っていた鏡を貸してもらい手の届くところに置いておきました
鏡で顔を見られるようになると、次は髪の毛が気になる 笑
入浴は出来ないので、手櫛で整えますが 櫛を入れたくなる…
次は櫛を頼んで持ってきてもらいました
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右手は痺れがあるとはいえ、動かせるので髪を梳くことはできます
こんなことが気になりだしたのは、首の痛みがましになり少し落ち着いてからでしたけれど…
3位 整理BOX
自力で歩けないので、必要な物はすべて手の届く範囲に置きます
サイドテーブルの上には色々なものが配置されている
食事の時に、それを少し端に寄せて配膳してもらう…
「テーブルの上が整理できたらいいなあ…」
そう思ってオットさんに買ってきてもらったのは整理BOX
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仕切りが付いているので、区分すれば色々なものが収納できます
鏡や櫛、ウエットティッシュにクリーム…ペンやノートも立てられる
整理が出来てから、ベッドを上げてもらって座っているのも少し楽しくなりました
手の届く範囲が生活の全て
小さなことですが、少しでも使い勝手と外観は良いほうが気持ちが楽しいものです
2位 ペン・ノート(筆記用具)
入院してすぐのこと、必要な荷物を持ってきてくれたイモコが「何かのメモ用に」とペンと紙を置いていってくれました
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左は動きませんが、痺れが広がってきている右手はまだ使えたので字を書くことはできます
その後、小さなノートを届けてくれました
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表紙をめくると、最初のページには子供達やオットさん、弟からのメッセージが書かれていたのです
何度も読み返しては勇気をもらっていました
そのノートには その日から、病室を訪れてくれる人達がわたしに置いていってくれた温かい言葉たちや偶然目や耳に入り心に留まった言葉たちを書き綴っていくのです
少し動けるようになってくると毎日のバイタルやリハビリで感じたことなど自分の記録を付けるようになりました
きっかけは、先生の「記録をつけていったらいいよ」という一言からでした
一般病棟に移ってからはスマホのメモアプリに音声入力して記録を付けたりもしましたが、手を動かすことはリハビリにもなるのでノートと併用していました
記録を付けることは、客観的に自分を見ることにもつながります
そのおかげで、入院生活やリハビリに意欲的に取り組めたと感じています
1位 ペットボトル ストローキャップ
寝たきり生活で一番あってよかったのがストローキャップです
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とにかく、起き上がれないので喉が渇いても水を飲みに行けない
ベッドに常にペットボトルを置いておき、喉が渇いた時にストローでのんでいました
無くなってくると、看護師さんに新しいペットボトルに差し替えてもらいます
飲み口が短い物も買ってきてくれていましたが、寝たまま飲むにはストローが長いほうが飲みやすかったです
起き上がれるようになると、短いストローのものでも大丈夫です
退院しても、しばらくは横になることが多い生活だったので家でも毎日使っていました
このタイプのストローキャップは、子供たちのお産の時にも重宝しました
入院するなら絶対に用意しておくべきアイテムです!
完全に くまままの主観でお届けしました、入院生活にあってよかったものたち
いかがでしたか?
この記事を書くことで、自分自身の入院生活が また整理できた気がします
1位から10位に行くに従って、体が動く行動範囲が広がっていること
症状が安定していくにつれて、癒しや心の豊かさなどを求めるのだということも改めて感じました
どんな時でも快適なのが一番!
そして、人生で入院することがないのが一番!
必要ないに越したことはないですが、もしこれを読んでくださっている皆さんや、周りの方に入院が必要になった時に この記事が何かのお役に立てれば幸いです
体と向き合う毎日の中に 少しでも笑顔が増えますように
最後まで読んでくれてありがとう
今日も素敵な一日を
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